お歳暮の添え状と礼状の文例



受け取る側の気配り

 

 

次はお歳暮を受け取る側のお礼状についてです。ポイントはもちろんお歳暮の感謝の気持ちを伝えることです。お礼状は、相手の心遣いへの感謝の気持ちを表すのですから、それ以外のことをあまり書かかない方がいいのです。

 

お歳暮の礼状の基本構成ですが、まずは時候のあいさつの言葉となりますが、お礼の言葉から始めても構いません。そして、相手の健康を共に喜ぶ言葉や自分側の近況や安否を添えます。

 

品物を受け取ったお礼に続いては、相手の健康を祈る、今後も変わらぬおつきあいを願う言葉などで終わります。

 

親しい人にお礼状を出す場合でも、お歳暮を受け取った喜びの気持ちを具体的に書くようにしましょう。ただ、拝啓、敬具など、用語や型にはまった前文のあいさつは必要ないと思います。

 

お礼状に対するお礼の必要はありません。普段から電話をかけるような親しい間柄なら電話でもかまいません。ただし、「お電話では失礼かと思いましたが」など、一言添えるというのが礼儀でしょう。親しき仲にも礼儀ありです。

 

お歳暮を断る時、やめてもらう際は、お礼状に「このようなものをいただいてしまい、誠に心苦しく思っております。今後はどうかこのようなお心づかいは無用にしてください」と趣旨を書き、気持ちを伝えるようにしましょう。

 

また、こうした内容のお礼状と共に、受け取ったお歳暮と同じレベルかそれ以上の品を返すというようにした方が、お互い失礼にならないでしょう。