お歳暮の添え状と礼状の文例



お歳暮の季節

 

 

いよいよお歳暮のシーズンとなってきました。年も暮れになると、年賀状の準備と平行してお歳暮を送ることが多くなるものです。お歳暮を送る時期は、一般的には11月下旬あたりから12月の20日前後ぐらいということになります。

 

「お歳暮」という言葉は(お中元もそうですが)、現代ではその時季に贈る贈り物という意味になっていますが、もともとは「中元」が陰暦の7月15日、「歳暮」は年の暮れや年末を表す言葉だったのです。

 

そして、こうしたお中元やお歳暮などの贈り物は、本来は相手のところまで持参して、日頃の感謝の気持ちを述べながら差し上げるものですが、最近では、デパートなどから配送することの方が一般的になってきています。

 

しかしそんな場合、贈り主から一言も挨拶がないことになり、受け取る人からすれば、少々不安になるかもしれません。送り主の気持ちがわからずに、受け取った相手の負担になったりしてしまっては意味がなくなってしまいます。

 

そうです、たとえ短くてもいいのでメッセージを添えることをお勧めします。それだけで贈り主の気持ちを伝えることができるのです。たとえほんの数行の送り状でも添えられているのとそうでないのでは大きな差です。

 

送る側もそうですが、受け取る側も同じです。親しい間柄であるなら、電話でお礼をしてもいいのですが、時にはお礼状を送るのもいいものです。特に生ものなど食料品の場合は、送った側にしても、ちゃんと届いたかどうかが気にかかるものです。届いたらまず電話を入れてもいいでしょう。そのうえで、改めてお礼の手紙を出せば、もっと丁寧です。